2021年卒業
地元の方々を支える脇役に
関西医療大学を志望した理由
高校時代の野球部の先輩が毎年、関西医療大学に入学しており、先輩との繋がりからたくさんのことを教えていただけると思ったからです。また、高校時代に関西医療大学で部活の練習をしたこともあり、スポーツ分野においてもためになることがあると感じたからです。さらに、高校に職業説明会で文野先生がお話に来てくださったり、オープンキャンパスに何度か足を運び、理学療法士という職業を知っていき、関西医療大学で「治せるセラピスト」を目指そうと思いました。
学生生活を振り返って
OSCEや国家試験の前になると、グループを作って勉強しました。4年生の時は、新型コロナウイルスが流行し始め、学校に行く機会が減り、一緒に勉強してきた仲間と会うことも少なくなりました。しかし、自分達なりに、自主的に、リモートで勉強を行ったり、奨励検討会を行うなど、クラスメイトと関わる時間を作っていきました。このように自分たちで考えて勉強をしてきたことは、自分でも自慢できるくらい誇りに思っています。さらに、球技大会などの行事は全力で楽しみ、一致団結して盛り上がったことを懐かしく思います。サークル活動にも取り組み、部長を務めさせていただき、裏での立ち回りや集団をまとめる大変さを学ぶことができました。
進路決定
実習でお世話になり、実習を通して今までの自分のリハビリのイメージが変わりました。その上、地元で働きたいという思いがとても強かったため、西和歌山病院への就職を決めました。実習では、担当の先生とお互いの意見交換をするような形で症例について考えることができました、そこで、患者さんの心理状況はどうなのか、患者さんにとって何が大切な目標なのかを考えました。その結果、私の中のリハビリのイメージが、体のケアだけでなく、心の面でもケアできるものというイメージに変わりました。また、他の先生方とのコミュニケーションもとりやすく、相談しやすい環境にもありました。コロナ禍で、実習が例年とズレたり、求人が少なくなっている中で、実習と国家試験勉強の両立が難しかったですが、大学の方々や実習担当の先生に協力していただき、無事就職活動を終えることができました。
現在の仕事内容
午前中は主に整形疾患の外来リハビリを行っています。午後からは入院患者さんのリハビリを行っています。回復期の患者さんを多く担当しており、退院前には家屋調査を行い、環境面での指導を行います。また、高齢の方が多い病院であるため、既往の多い患者さんに度々出会います。経験不足でわからないことも多いですが、先輩方にアドバイスをいただきながら、不足しているところを補っています。
その他(アドバイス)
実際に患者さんを担当すると、学校では習わないこと、教科書通りにいかないことにたくさん直面します。今まで勉強してきたことに加え、多方面から考える能力やコミュニケーション能力もより必要になってきます。最初からなかなかうまくはいかないですが、患者さんの人生を左右するくらいの関わりがあるというつもりで接する必要があると思います。様々な患者さんがいますが、孫のように接してくださる患者さんもいます。患者さんのこころの拠り所になるように「ありがとう」と言ってもらえるように、日々少しずつでいいので努力していきましょう。