2023年卒業
気づきと置き換えの連続
関西医療大学を志望した理由
高校生の時に怪我が多かった私は、今後自身が現役でプレーを続けるという気持ちよりサポート側に回ることでスポーツに関わっていたいと考えるようになり、将来はスポーツトレーナーとして活動したいと思うようになりました。
怪我をした際に鍼灸治療を受けていたことや叔母が鍼灸師であり鍼灸治療には元々興味があったため、鍼灸とスポーツトレーナーを同時に学べる場を探し、関西医療大学を見つけました。
実際にオープンキャンパスへ行き、トレーナー現場実習が充実していることや、様々な治療技術を学べることを知り志望しました。
学生生活を振り返って
とにかく様々な競技、年代のトレーナー現場実習を経験した学生生活でした。
現場実習に行きすぎて、卒業が危ぶまれる場面もあったくらいです(笑)
最初は「教科書通りにいかない」「伝えたい内容が選手にうまく伝わらない」の連続でしたが、一緒に現場に出ている学生や先生と現場で話し合うことで、徐々にうまくできることが増えました。現役のトレーナーとして活動している先生や惜しみなく教えてくださる先輩にサポートしていただけたこと、自分たちで実習を作り上げたことはとても貴重な経験でした。
2年生、3年生は新型コロナウイルスの影響で現場に出ることが難しい状況が続きましたが、決してマイナスなことばかりではなく、先生や実習班の仲間と内容の濃い話し合いができたり、インプットの時間が多く確保できたりと自らの知識を深めることにつながり、国家試験・AT試験には自信を持って臨むことができました。
進路決定
4年生になった時、NTT西日本 硬式野球部にインターンへ行ったことがきっかけで、野球のチームに就きたいと思うようになりました。
接骨院や整形外科への見学・面接も行きながら多くのチームに履歴書を送ったり、先生やキャリア支援課の職員の方にもチームを探していただいたりしました。
結果、群馬球団からお声をかけていただき入団することになりました。
チームのトレーナー活動だけでなく球団が所有する接骨院での勤務もあると聞き、様々な経験のできる環境でトレーナーとしての活動をスタートすることになりました。
現在の仕事内容
チームのトレーナーとして選手の治療やケア、コンディショニングのためのランニングメニューや補強メニューの作成、W-upやトレーニング指導、怪我をした選手のリハビリなどを行なっています。
チームの下部組織であるリトルシニアチームにもトレーナーとして帯同しているため、中学生にもトレーニング指導などを行っています。中学生は大人の選手より知識や経験が少ないため、丁寧に繰り返し伝えることを心がけています。
球団の所有する接骨院の勤務では鍼灸治療と運動指導を担当しており、アスリートから一般の患者様まで幅広く対応しています。
また、チームのマネージャー業も任されており、選手の近況をフロントへ報告したり、他球団との連絡や遠征バスの手配を行ったりと様々な業務に携わっています。
トレーナー業、接骨院業、マネージャー業と多くの経験ができています。
その他(アドバイス)
たくさん現場に出て、成功や失敗に囚われず色々な経験をしてほしいです。
学生時代の経験は卒業後も生きてくることばかりだと感じていますし、たくさん経験したからこそ自信にもつながってきます。
また、何事にも本気で取り組むことを大事にしてください。
本気で取り組んでいればいるほど、自分が困った時や心が折れそうになった時、周りの人が助けてくれます。
学生の皆さん、自分の夢や目標に向かって本気で取り組み、たくさんの経験を積んでいってください!
ぜひ一緒にスポーツ業界・鍼灸業界を盛り上げましょう!