CAREER
就職・資格
卒業生からのアドバイス
社会医療法人清恵会 清恵会三宝病院  勤務
上林 直央 さん
作業療法学科
2024年卒業

誰からも必要とされる作業療法士に

関西医療大学を志望した理由

オープンキャンパスに参加した際に教員と在校生との距離が近く、担当制のため質問や相談がしやすい環境下で作業療法について学ぶことができると思い、志望しました。
また、関西医療大学には様々な医療系学科があり、他学科の学生とも交流・意見交換を行うことができ、在学中に他職種連携を学ぶことができる、と感じたことも志望理由の一つです。

学生生活を振り返って

 3年次・4年次にある長期の臨床実習や学内で行う実技試験(OSCE;客観的臨床能力試験)で培った技術や知識、そして国家試験合格に向けて数ヶ月間努力をした勉強の成果が、いま作業療法士として働いている私を支えてくれていることを実感しています。 
 4年間、本学で共に過ごした仲間や先生方とは、卒業した今でも連絡をとあって、仕事の相談もしています。それは定期テストや臨床実習、学校でのイベントなどを通して支え合い、絆を深めることができたためだと思います。社会人1年目の私にとって現在大きな心の支えとなっており、日々の業務を精一杯頑張ることができています。

進路決定

 3年次の臨床実習でお世話になったのが当院でした。新型コロナウイルスの影響のため面会禁止の病院や施設が多い中、感染対策を実施しながら患者様とそのご家族をリハビリ室へ招き、患者様の状態やリハビリテーションの目的を丁寧に説明し、リハビリを行っている場面を見学させていただきました。その際に患者様やそのご家族に寄り添ったリハビリの重要性を知り、強く共感したため、この病院で働くことを目指しました。
 就職活動については担任の先生並びにキャリア支援課の皆様が面接練習・書類作成のサポートをしていただけるおかげで安心して望むことができました。

現在の仕事内容

当院は回復期・療養リハビリ病棟を有しています。回復期リハビリでは、主に日常生活動作能力の向上と在宅復帰を目的としたリハビリを集中的に行います。1対1で行うリハビリだけでなく、患者様同士で集まってリハビリも行っています。療養リハビリでは重篤な患者様、透析をされている患者様、ターミナルの患者様など、様々な病状に合わせてリハビリを提供しています。
1年目は先輩セラピストに同行し、徐々に新患担当やカルテ記載、カンファレンス出席、リハビリ見学、多職種間で情報共有を行います。

その他(アドバイス)

学生生活の中で悩むことや考えることはたくさんあると思います。特に臨床実習では1人の患者様のことをどれだけ深く考えることができるか、それを支援に活かせるか、が非常に重要です。また、その分析力や考え方は実際に作業療法士として活躍するときに必ず活きてくることを今、大いに実感しています。
 私が初めての患者様を担当した際、「私には今、作業療法が一番必要だと感じています」と言っていただき、本当にやりがいを感じたと同時に学生時代の経験が臨床現場で活かせたことを大変嬉しく思っています。
 今、悩まれている学生の方もいるかと思いますが、考える力を養うと必ず臨床現場で活きます。仲間や先生と相談しつつ、頑張って欲しいと思います。