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本学学長、吉田宗平先生の英語論文「Therapeutic Strategies and Metal-Induced Oxidative Stress: Application of Synchrotron Radiation Microbeam to Amyotrophic Lateral Sclerosis in the Kii Peninsula of Japan」が国際誌Frontiers in Neurology(impact factor 4.0)に掲載されました。

関西医療大学第5代吉田学長は、和歌山県立医科大学神経研究部八瀬善朗教授(現本学名誉学長、第3第学長)のもとで、吉益文夫第4学長と共に、長年に亘り紀伊半島縮性側索硬化症(ALS)およびパーキンソン病複合(PDC)の遺伝要因と環境要因に関する研究に携わってこられました。その研究の歴史から、ALSおよびPDCに共通した神経細胞変性過程の根底には、遷移金属等による酸化ストレスの関与があることを解明し、酸化ストレスの物理化学的過程の制御が、将来、ALSおよびPDC治療に重要であることを指摘されました。特に、世界最高峰といわれる日本の放射光施設Spring-8での京大工学部との医工連携した研究の成果がまとめられています。今後、放射光科学は、神経変性疾患の病態メカニズムをナノレベルで物理化学的に解明できる重要なツールであり、治療法の開発に重要な先進の技術であることを紹介されています。

この度は、英語論文の掲載、おめでとうございます。本論文はオープンアクセスですので、皆さん是非、ご一読ください。