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 10月10日(木)本学の大教室にて、ICMART(International Council of Medical Acupuncture and Related Disorders)会長で、元本学客員教授のPatric Sautreuil先生の特別講演会が開催されました【写真1】。
 ICMARTは世界的な鍼医師の学会、協会の連合で、現在約80の学協会で構成されています。年に一度世界大会を開催していますが、今年度は9月27日~29日まで韓国済州島で開催され、そこで日本における鍼灸系学術団体の中で最大規模の組織である全日本鍼灸学会の加盟が正式に承認されました。現会長は、本学名誉教授の若山育郎先生であることもご縁となり、Patric 先生の25年ぶりの来学が実現しました。
 講演は90分間で、5つ程のセクションに分かれていましたが、1セクション毎に参加者との質疑応答が繰り返され、参加者の関心の高さを感じました。特に神経疾患/疼痛性疾患に対する鍼治療のスライドは非常に興味深く、日本で独自の発展を遂げた皮内鍼に類似した方法が紹介されていました。また、日本製の鍼を使用していることにも感心しました。
 Patric先生はフランス人ですが、私達はフランス人医師と聞くとPaul Nogier先生の耳介療法が真っ先に頭に浮かびますが、今回はその話題が挙がらず、吉田学長が討論で問う場面もありました【写真2】。熱気に溢れ、盛会となりました。最後に会場で記念撮影を行いました【写真3 Patric先生を挟んで左が吉田学長、右が若山名誉教授】。(文責 はり灸・スポーツトレーナー学科 坂口俊二)

【写真1】

【写真2】

【写真3】