ACUPUNCTURE-MOXIBUSTION AND TRAINER SCIENCE
学部・大学院 | 保健医療学部

はり灸・スポーツトレーナー学科

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「スポーツ医・科学に強い治療家」の育成

学科の特色

Feature

令和6年度入学生から、更に「スポーツ」の分野を深めたカリキュラムに進化しました~

<スポーツ領域を深める意義>
近年、「スポーツの価値」という言葉をよく耳にします。2011年に施行された「スポーツ基本法」では、日本スポーツ界の発展に力を入れることを宣言されています。これは現在も発展し続けており、トップアスリートの競技力向上だけでなく、学生スポーツや中高齢者を含めたスポーツ愛好家の領域まで環境が整備されていく時代となりました。「スポーツ」が身体的、心理的、社会的にも大きな価値があると認識されつつあります。その「スポーツ」を「医療」や「科学」の側面からサポートする人材が求められ、活躍の場を拡げています。チームやスポーツ現場に直接帯同するトレーナーや、治療院を開業して地域のスポーツ実施者をサポートするなど、活躍の仕方は様々です。スポーツに関わる全ての対象者をサポートするため、「スポーツ医・科学に強い治療家」を育成することは大きな意義があると考えています。

<本学科の特徴>
本学科では、スポーツ現場での「救急対応」から、症状改善に向けた「治療」、症状を繰り返さないための「傷害予防」まで、人を健康に導く過程を横断的に学ぶことができます。身体の痛みや内科的な症状の改善に効果が期待される鍼灸と、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(以下:JSPO-AT)の両方の教育プログラムが融合されている点が特徴です。

  • 鍼灸師(国家資格)とJSPO-ATの両カリキュラムを受講可能
  • JSPO-ATは3年修了時に受験資格が得られ、4年次に取得可能
  • 4年次に取得できれば、スポーツ領域での就職活動に有利
  • 学生の内から治療現場、スポーツ現場で経験を積むことができる
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学びのポイント

  • Point1

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    問題を解決するポイントを養う

    問題を解決するには「何が問題か?」を知らなければなりません。そのためには知識を磨き、技術を身につけなくてはなりません。医療やスポーツの現場での「問題」を把握する能力を磨き、状況を捉える力を獲得していきます。

  • Point2

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    コミュニケーション能力を養う

    問題を解決するには対象者とのコミュニケーションが必須です。また、大切なのは「この人が言っていることは正しい」と思われる信頼関係です。信頼される医療人、トレーナーになるために学生時代から多くの現場に出てコミュニケーション能力を磨きます。

  • Point3

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    知識と技術を発揮する思考と判断力を養う

    知識と技術は「出しどころ」が大切です。必要とされるタイミングで知識と技術を提供できるかが、プロフェッショナルの仕事といえるでしょう。全く同じ現場はありません。常に変化し続ける患者や選手を助けていきませんか?

学びのステップ

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    1年次

    現場で生じた疑問を解決するための思考を学ぶ年次です。多くの現場に出向き、自分が貢献していくにはどのような知識や技術が必要か?を確かめます。また、並行して医学的な基礎知識や鍼灸技術、テーピング技術などを学修していきます。

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    2年次

    基礎から応用へと加速していく年次です。病気や傷害の成り立ち、臨床医学への理解を進め、医療人として“どう立ち向かうべきか”の思考と技術を磨いていきます。治療の学びとして“経穴”への実習(刺鍼や施灸)を充実させていきます。また、トレーナーとして現場で活用する技術を具体的に学修していきます。

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    3年次

    これまで学修した知識・技術を“現場へどう活かすか?”を考える年次です。知識・技術は現場で活かされなければ意味をなしません。学修してきたことが社会へどう還元されるのか?を実感していく時期です。この時期は、鍼灸科目では様々な疾患や症状に対する治療法の実践、アスレティックトレーナー科目はスポーツ現場での活動が主となります。また、「キャリア形成セミナー」で将来のビジョンを具体的に膨らませていきます。

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    4年次

    各々が目指す資格試験の勉強と並行して、応用力を培う年次です。指導教員と実際に患者を診る「鍼灸臨床実習」、実験系を通して科学的思考を学ぶ「総合ゼミ」など、より発展性の科目にチャレンジしていきます。また、多様な症状に対応できるよう、具体的な治療技術(鍼灸美容、トリガーポイント鍼療法、臓腑経脈治療など)も学修していきます。

教員メッセージ

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学科長 増田 研一 教授

入学時の夢を未来へつなげる鍼灸師の可能性に対応します

本学科では、国家資格であるはり師・きゅう師をベースとして、様々な知識や技術を発揮してスポーツ現場でトレーナーとして活動する、独立開業をめざす、さらには勉学や研究を継続して教員や研究者をめざすなど、入学時に感じている希望や価値観、そして責任感を維持しつつ未来へ向かう幅広い進路に対応できるようにしています。本学科の学びの特徴でもある東西両医学の修得を通じ、多彩な疾病や傷害、コンディションなどに対処可能な人材を育成します。