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学部・大学院
教員紹介
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教授
木村 研一
きむら けんいち

鍼灸が様々な疾患や症状に効果があることは昔から知られているのですが、科学的な方法で効果やメカニズムを検証することが必要とされています。「はりきゅう理論」や「現代鍼灸学」という科目では鍼灸がどういう疾患に効果があるとされているのか、何故、効果があるのかということについて勉強します。興味や疑問を持って勉強に取り組んで欲しいと思います。熊取の地で勉強だけでなく有意義な大学生活をおくってください。鍼灸は奥が深くて面白いですよ。

担当科目(学部)

はりきゅう理論Ⅰ, Ⅱ、英語表現法Ⅲ, Ⅳ、現代鍼灸学、鍼灸治療実習(神経系)、鍼灸治療実習Ⅰ、導入教育、総合演習(はり灸・スポーツトレーナー学科)

担当科目(大学院)

臨床鍼灸学研究方法論、臨床鍼灸学特論講義

研究指導内容(大学院)

鍼通電が筋酸素動態や血圧、心拍数に及ぼす影響について

出身校

明治鍼灸大学大学院修士課程、和歌山県立医科大学大学院医学研究科

学 位

鍼灸学修士、医学博士

取得資格

鍼灸師

専門分野(相談可能な分野)

・鍼灸学
・自律機能生理学

現在の研究テーマ

・鍼通電が筋酸素動態や筋疲労に及ぼす効果について
・医学部における鍼灸教育の現状と課題について

研究のキーワード

・鍼灸
・血圧
・筋交感神経活動
・筋酸素動態
・心拍変動解析

在内研究(国内留学、国内共同研究など)

2007年~ 和歌山県立医科大学リハビリテーション科博士研究員

在外研究

2005~2006年 米国テキサス大学留学

所属学会

日本自律神経学会、全日本鍼灸学会、日本東洋医学会

社会活動など

・全日本鍼灸学会常務理事・編集部部長
・日本自律神経学会評議員   
・鍼灸系大学連絡協議会代議員 

受賞など

・2012年度 関西医療大学優秀論文賞
・2017年度 和歌山県立医科大学リハビリテーション医学同門会優秀論文賞

オフィスアワー

金曜日の昼休み

主な研究業績

【著書】(分担執筆)
・「はりきゅう理論第3版」東洋療法学校協会. 医道の日本社. 2021
・鍼灸美容学.静風社.2016
・東洋医学で英語を学ぶ. 医歯薬出版. 2013
・「統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化」研究班 日本伝統医学テキスト鍼灸編.2012
・図解鍼灸療法技術ガイドⅠ. 文光堂. 2012

【論文】
・Yamashita S, Kimura K: Changes in muscle hardness induced by exercise load and the influence of electroacupuncture. Med Acupunct, doi.org/10.1089/acu.2024.0018
・Kimura K, Kitagawa Y, Tajima F: Effects of a single session of acupuncture treatment on blood pressure and heart rate variability in patients with mild hypertension. J Altern Comp Med, doi.1089/acm.2020.0324
・Kimura K, Ishida K, Takahashi N, Toge Y, Tajima F:Effects of acupuncture at the ST-36 point on muscle sympathetic nerve activity and blood pressure in normal adults. Autonomic Neuroscience: Basic and Clinical, 208, 131-6, 2017
・Ishida K, Nakamura T, Kimura K, Kanno N, Takahashi N, Kamijo Y, Tajima F:Suppression of activation of muscle sympathetic nerve during non-noxious local cooling after the end of local cooling in normal adults. Eur J Appl Physiol, 116, 851-8, 2016
・Kimura K, Ryujin T, Uno M, Wakayama I:The effect of electro-acupuncture with different frequencies on muscle oxygenation in humans. Evidence based Complementary and Alternative Medicine, 2015:620785. doi: 10.1155/2015/620785.
・Kimura K. Takeuchi H. Yuri K. Wakayama I:Effects of nitric oxide synthase inhibition on cutaneous vasodilation in response to acupuncture stimulation in humans. Acupuncture in Med, 31,74-80. 2013
・Kimura K. Takeuchi H. Yuri K. Wakayama I:Nitric oxide synthase inhibition attenuate cutaneous vasodilation during warm moxibustion-like thermal stimulation in humans. J Altern Comp Med, 18, 965-70. 2012
・Takahashi N. Nakamura T. Kanno N. Kimura K. Toge Y. Lee KH. Tajima F:Local heat application to the leg reduces muscle sympathetic nerve activity in human. Eur J Appl Physiol, 111, 2203-11,2011
・Kimura K. Low DA. Keller DM. Davis SL. Crandall CG:Cutaneous blood flow and sweat rate responses to exogenous administration of acetylcholine and methacholine. J Appl Physiol, 102, 1856-61, 2007

科学研究費など学会の研究費の獲得状況

・科学研究費補助金 若手研究(B):平成21年~22年「鍼刺激による皮膚血管拡張反応の機序について―マイクロダイアリシス法による検討―」
・科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究代表者:平成24年~26年「鍼刺激が下肢血流に及ぼす影響と筋交感神経活動の役割に関する研究」
・国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究分担者:平成27年「伝統的物理療法の基盤となる有益な生体反応の科学的理解と評価法の確立」
・科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究代表者:平成29年~31年「本態性高血圧症に対する鍼治療の血圧に及ぼす効果と作用機序に関する研究」