2017年05月12日
ヘルスプロモーション整復学科を紹介します!
ヘルスプロモーション整復学科の学科長の金井成行(かない しげゆき)です。
ヘルスプロモーション整復学科とはどんな学科かわかりにくいと思います。直訳しますと"健康を増進させるように体を整える学科"になりますが、WHO(世界保健機構)によって提唱された「人々が自らの健康をコントロールし改善できるようにするプロセス」という意味です。つまり、怪我の応急処置・予防から運動指導、アロマセラピーまで時代が求める健康つくりのプロを育て、柔道整復師を養成する学科と思っていただいても大きな間違いはありません。
ただ、整復というと大きな力が必要で、いわゆる筋骨隆々の男性の職業と思われがちです。そういった今までの概念を覆し、治療には、優しさやきめ細かさも必要という思いを込め本学では「ヘルスプロモーション整復学科」という名称を用いました。実際に、女性の入学も多く、本年度は15名と新入生の40%を占めています。今や男性に限らず、女性も活躍できる学科になっています。在学中には、個人の年齢、体力などを考慮してどのような運動が各々の健康増進に役立つかを指導する健康運動実践指導者の資格を得ることも可能です。
卒業すると柔道整復師の受験資格が得られます。また、将来の進路としては、柔道整復師として独立開業はもちろん、福祉施設やフィットネスクラブなどでトレーナーとして指導、更にまだまだ勉学に励みたい方は、大学院に進学して研究に打ち込む道もあります。本学にも大学院修士課程に保健医療研究科があり、大学院生が各々臨床研究や動物実験を選択し、保健医療学領域の科学的研究や高度な医療技術についての研究を行っています。大学院の研究室は、指導されている先生によって特色があります。筋肉や運動神経を得意とする研究室(私の研究室です)、マウスを用い疼痛神経のメカニズムを追及している研究室、血流や血管系について研究しているチームもあり様々です。
ヘルスプロモーション整復学科1期生の1人は大学院に進み、私の研究室に所属し、「顔の筋肉に対する等尺性運動が及ぼすアンチエイジング効果―フェイシャルエクササイズの客観的評価―」について臨床研究し、助教として本学に採用され、診療および学生の指導にあたっています。
新しい研究者が関西医療大学から生まれ、育ち、世界で活躍されることを楽しみにしています。
このように幅広い分野での活躍が期待されます。
最後になりますが、今年の国家試験新卒者の合格率は78.4%です。
大学生活をenjoyし、よく遊び、よく学ぶが学科のモットーです。
オープンキャンパスに来て、関西医療大学を見て、聞いて、触れて君たちご自身で確かめて下さい。