2019年11月01日
スポーツと理学療法
皆さん、こんにちは。保健医療学部 理学療法学科の吉田隆紀です。
秋から徐々に冬の装いになってきていますが体調を崩していませんでしょうか。この記事を書いている時に、ラグビーのワールドカップ、バレーボールの世界大会などスポーツの大会が行われています。来年には東京オリンピックも開かれるので、これからいろいろなスポーツ選手の活躍を目にする機会が増えるのではないかと思います。
私たち理学療法士が所属する日本理学療法士協会では、オリンピックの医療サポートスタッフを募集しています。普段のオリンピックだとチームにトレーナーとしてスタッフが帯同するのですが、今回は開催国としても医療スタッフをオリンピック委員会から召集されています。
近年のスポーツイベントでは、医療スタッフの常駐が多くなり、医師、看護師と同じようにトレーナーとして理学療法士の活躍できる場所が増えてきました。しかし病院やクリニックなどの医療機関と違って、対応する処置内容や傷害なども少し違うので経験を有していることが大切です。
今年になって、国体でなぎなた競技、トライアスロンの大会、テニスの世界大会などに医療スタッフとして参加させていただきましたが、競技によっても業務採用が少し異なってきます。もちろん理学療法士の基礎となる医療の知識は、一番重要になって来ると思いますし、選手の動きを観察したりすることは、予防的なトレーニング指導する上では大切です。
本学での理学療法学科では、動きの観察から傷害を導く方法を勉強する機会が特化していると思います。もし傷害を起こす可能性がある動作の特徴やそのリハビリテーションを勉強してみたい方は、理学療法学科で一緒に勉強しましょう。