2017年10月26日
時の流れ。
はり灸・スポーツトレーナー学科 鍋田理恵
現在、はり灸・スポーツトレーナー学科2年生は、後期授業と並行して鍼・灸実技試験の真っ只中です。予告をしていたとは言え、夏休み明けすぐの実技試験。一部の学生は前期末追・再試験終わってすぐの実技試験。...大変です(笑)。
思い起こせば私も、関西医療大学の前身である関西鍼灸短期大学の学生だった時、当然のことながら実技試験を受けました。1年生学年末の初めての実技試験前には、両親や兄に練習相手になってもらおうとお願いしたのですが、鍼灸治療とはまるで縁の無かった我が家では、全員がやんわりと拒否(泣)。アルバイトに精を出していたため、友人と練習する時間もなく、試験が近づくにつれて焦るばかり。何とか母親を説得し、ようやく練習相手になってもらった日のことは今でもよく覚えています。初めて鍼を受ける母は、実際に鍼を刺すところを見ることが出来ず、顔を背けて腕だけ出して「はやく刺して!」と訴えていました。その言葉を発した時にはすでに鍼が刺さっている状態だったのも知らずに。それを伝えると、母はビックリしながら自分の腕に刺さっている鍼をまじまじと見ながら「案外、鍼って痛くないものなのね」と。鍼を刺されたことに全く気が付かなかったのに、「案外」ってどうなの?と心の中では思いましたが、そこはぐっとこらえました。
この一件があってから早30年近くの月日が流れました。私が入学した時には、関西鍼灸短期大学という名の1学年定員120名×3学年制の鍼灸学科のみの単科大学だったのですが、4年制の関西鍼灸大学になり、学部・学科の増設に伴い、現在の関西医療大学に名称が変わりました。さらに、来年度には作業療法学科が新設されます。学科が増える度に校舎も改装・新築とどんどんと様変わりしてきました。私と同年代の卒業生が今の大学を見たら驚くでしょうね。
そんな日々、進化・成長している本学で4年間という人生の中のほんの一時ですが、有意義な時間を過ごしてみませんか?
(旧4号館)
開学当時は食堂と購買部があった建物。奥に映っている7階建ての5号館が完成した時に食堂は5号館へ、購買部は開学当時には診療所・鍼灸治療所が入っていた2号館へ。
(4号館跡地)
食堂と購買部の移動後、4号館には柔道場が新設されたが、新校舎建設のために柔道場は現3号館へ。4号館跡地には7階建ての校舎が建設中。(2017年10月13日撮影)