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Blog 関西医療大学NOW!

 みなさん、はじめまして。基礎看護学分野の黒住です。

 世界的な新型コロナ感染症の猛威はとどまることを知らず、また、日本は冬にむけて、今後さらに対策を強化していく必要があります。保健看護学科では、前期から引き続き、9月に開始された後期授業においても、1年生から4年生まで全学年においてオンライン授業と対面授業を組み合わせ、授業を進めています。

 保健看護学科の特徴として、“病院での実習”は非常に大切な学びの機会として位置づけています。コロナ禍においても、学生の皆さんが安心して”病院での実習“に行けるよう、オンライン授業での授業をうまく活用しながら、日々、学生・教員が一丸となり頑張っています。

 私たち基礎看護学分野の教員は、主に1年生と2年生の講義を担当することが多いです。今回は、看護学科1年生に焦点をあて、その頑張りを紹介していきたいと思います。

 4月から10か月あまり学修を重ねてきた1年生は、12月に始まる初めての病院実習である基礎看護学実習Ⅰに向けて準備中です。この基礎看護学実習Ⅰでは、患者側ではなく、はじめて看護学生として病院に入り、病院の機能などを学んだり、看護師の仕事を実際に見学したり、患者さまとコミュニケーションをさせていただきます。
学校では、コミュニケーション技術やシーツ交換、体温や血圧の測定などを学び、練習を行っています。写真は、モデル人形に聴診法を学習している様子です。呼吸音や心音、瞳孔の大きさの確認や、患者さまに接するように声をかけながら、技術を修得します。
 例年であれば、学生同士で何度も練習を重ねるのですが、今年度はすべてがいつも通りにはいきません。しかし、オンライン授業や対面授業の中で接する学生の様子からは、平常時よりも学ぶことに貪欲になっている姿勢を強く感じています。
 予習や復習、家での練習を熱心にして演習に臨む学生が多く、また数回しかない演習で吸収できるものは全部吸収しよう!という意欲に満ちた表情で登校する学生の表情を見て、とても頼もしく、そして嬉しく感じています。

 世界中のだれもが経験したことのない新たな生活に直面している中、学生も、教員も、そして社会のシステムも、すべてが手探りです。苦しいことやうまくいかないこともたくさんありますが、“当たり前”が当たり前ではない、と改めて認識し、学修できることに感謝の気持ちをもって臨んでいる学生たちは、きっと大きな力をつけ、社会に巣立っていけると信じています。