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Blog 関西医療大学NOW!

皆さん、こんにちは、ご入学の皆様おめでとうございます。

成育看護学(母性・助産)担当 田中 静枝です。

保健看護学部は平成21年の設置より、10年の節目を終え、今年11年目となります。この10年の間にも、少子高齢化の進行により、医療・介護をめぐる状況は大きく変化し、看護師の役割も多様化・複雑化してきました。病院ばかりではなく患者様が自宅で病気と共に生活するための看護や患者様の状態を推測する臨床推論力の必要性が叫ばれています。

また、5月1日の新天皇(徳仁)の即位日には改元が行われ「令和」となります。「令和」は「日本最古の歌集「万葉集」巻5、梅花の歌32首の序文にある「初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」から二文字をとって命名されたそうです。その意味は人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますようにとの理由です。

背景には、今の日本について、虐待の増加やキレ易い大人など、人間関係の希薄化により、明日への希望が持てにくい現状があるからと推察します。

社会が求める看護や元号が変わっても、看護する人に必要なものは変わりません。

様々な対象者との信頼関係を築くことが大切で、対象者を受け入れることから看護が始まります。入学者の皆様の看護者としての最初のミッション(mission)はお友達作りと考えます。見た目や、噂に惑わされず、しっかりとコミュニケーションし、相手の強みを強化した関わりに努めてください。大学は何でもチャレンジする機会に溢れています、しかし、決定には自主性や自己責任が伴い、その分不安や迷いも多くなります。その時、信頼できる友達がいれば高い壁も一緒に乗り越えることが出来ます。

充実した楽しい学生生活になるよう、まず、友達作りから始めましょう!!

「平成最後の大学の桜。」