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Blog 関西医療大学NOW!
こんにちは。在宅看護学を担当しています上坂(うえさか)です。

3年生になりますと9月半ばから、これまでに学んだ看護の心と知識・技術を実践の場で活用する実習が始まります。母性・小児・成人・老年とあらゆるライフステージの方々、お一人おひとりの健康を支える看護を病院や施設などの実際の現場に赴いて学びます。

在宅看護学実習は、訪問看護ステーションの指導看護師さんと一緒に利用者さんのお宅に伺い、その人の暮らしに根付いた看護の実際を学びます。

左の写真は、電動自転車に乗って、指導者さんと訪問に出発しているところです。実習3日目です。このころから学生の表情は、大きく変わります。緊張も解れて、笑顔が多くなります。対象者様とご家族の生活、生きてきた歴史とご家族や周囲との関係性、そして、今の心身の状況を理解することの難しさを実感しつつ、それでも、徐々に対象者様の生活をイメージすることができるようになります。対象者様や主な介護者様のお人柄に触れ、相手を尊重した看護を、看護者として何ができるのか、、、と指導者さんの温かいまなざしに包まれながら、一生懸命に考えています。私自身は、教員として、この変化を嬉しく感じ、学生の学びとる力の逞しさに心動かされながら、指導しています。

右の写真は、最終日の写真です。少し名残惜しく、そして無事に終わったというホッとした表情です。多くの方々に支えていただきながら、人と人との出会いを大切にすることができる看護者として、ただいま成長中です。 写真は、実習施設長様及び指導看護師さん、各学生の許可を得て撮影をしています。転写は、禁止いたします。