2018年10月26日
「和とどけたい!活動」のある1日
みんなさん、こんにちは。保健看護学科老年看護学の櫻井です。
色づき始めた紅葉を目にするようになりました。秋と言えば、食欲の秋、読書の秋ですね。そして、この季節に老年看護学の実習の一環である「和とどけたい!活動」が始まります。今回は、その1日を紹介させて頂きます。
「和とどけたい!活動」は、地域住民の方をはじめ、SP(Simulated Patient:本学で2012年から養成している模擬患者)の方々、熊取町役場保健師の方々の協力のもと実施しています。地域のタピオステーション(本学のある熊取町が推進している住民のための健康体操〔タピオ体操〕を地域に発信する場)に参加されている高齢者の集まりに、保健看護学科2年生が参加し、高齢者の方々と交流をさせていただくというものです。活動に参加されている高齢者の方々は本当にお元気で、笑顔も素敵です。学生との交流では、優しい眼差しで学生の一言一句を笑顔で聞いて下さり、学生が考案した"あと出しじゃんけん"や、"ジェスチャーゲーム"を本当に楽しそうに、そして、真剣に参加下さっていました。"ジェスチャーゲーム"では、学生も加わり2チームに分かれて対戦型で正解数を競いました。"ジェスチャーゲーム"のお題は、江戸時代の将軍や総理大臣、昔遊びのけん玉など様々です。高齢者の方々からは「今迄、クイズは答える側ばかり、自分がやるのはとても楽しい」「どうやったらわかってもらえるか頭使うね」などのご意見があり、学生にとって楽しいひとときを過ごさせて頂きました。最初は、緊張で戸惑っていた学生からも「アッという間でした」「高齢者の方々がパワフルでびっくりしました」「笑顔で話しかけてくださって嬉しかった」という意見がありました。高齢者の方々との交流を通して、学生一人一人の中に、色々な学びや気付きがありました。笑顔は人を癒し元気にすると思います。地域の高齢者の方々の活動を学生とともに笑顔でサポートしていきたいと思います。