2018年09月12日
学修成果発表会
皆さん、こんにちは。今年度保健看護学部に着任しました、成人看護学担当の神戸です。
早速ですが、質問です。「生徒と学生の違い」は何でしょうか?「高校生と大学生の違い」・・それも正解です。加えて「生徒は、学校などで教育を受ける者。学生は、学業を修める者」という意味があり、両者は区別されています。今回のブログではそんな「学修」の一コマである「学修成果発表会」を皆さんにご紹介したいと思います。
学修成果発表会は、学生の「自ら考え、創造する力」を学会形式で発表するという取り組みで、今年も8月31日に開催されました。プログラムは、ポスター発表、口演、シンポジウムなどで、学生実行委員を中心に教員がサポートしながら準備してきました。
午前の部では、保健看護学科の4年生が総合看護学実習の学びをまとめた41題の発表と質疑応答がありました。本学の総合看護学実習は、自分の興味関心のある領域を選択して配属され、実習します。示された実習の目標の中で、学生自身の実習目的を明確にした具体的な実習計画を立案し、実習計画書を作成、実習先の指導者にも助言を頂いた上で実際の実習を行うというものです。私の今までの教員経験では、大学教員が決めた実習計画に沿っての実習でしたので、学生はどうしても受け身になりがちでした。私が本学に来てまず驚いたのは、学生が自ら生き生きと学んでいること、そして全ての教員が学生一人ひとりに向き合い、熱心に関わっていることでした。
私の担当する領域では救急外来での実習をさせて頂いたのですが、救急の場では、突然、家族の死に直面する場合もあります。そのような場面を経験した学生達は、家族の危機的状況をどのように支えられるか、危機理論を活用しながら自身の実習を振り返り、考察を深めて発表していました。
本学では日頃の学生生活の中に、「学修」が当たり前のように存在しているように感じています。皆さんも、仲間と共に能動的に学ぶ楽しさを、この大学で体験し、学修の経験値を高めてみませんか。