2018年01月12日
看護は日常にある
保健看護学科 今井幸子
皆さん、こんにちは。
成人看護学の慢性領域を担当しております今井です。
皆さんは、看護を目指されたきっかけは何でしょうか?
家族や身近な大切な人が病気で入院をした経験、親が看護師であり影響を受けた、あるいはテレビドラマの影響など様々でしょう。どれも素晴らしい動機です。
私は小学2年生の時に読んだ学習漫画のナイチンゲールの本がきっかけでした。クリミア戦争で傷ついた兵士たちを、敵、味方、差別なく助けたという勇敢な行動に感銘を受けました。そして、いつしかこの職業を目指していました。
看護は、1+1で答えは導き出せません。常に考え続ける奥深い学問です。病んで苦しんでいる人の前に看護師として立つ。極めて重要なポジションであり、いつでも待った無しの本番です。看護師の言動は、常に人間性が問われ、患者に影響を与えます。そのため、日常から看護を問い続ける姿勢が必要だと考えます。
看護は病院内だけにあるのではなく日常にあり、日常から物の見方や考え方を自分自身で問い続けることが大切だと思います。通学時や友達とショッピング、スーパーでの買い物でのレジ待ち、友達との喧嘩など、日常には看護を考える要因が沢山あるのではないでしょうか。
マザーテレサもこのような言葉を残されています。
思考には気をつけなさい
それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい
それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい
それはいつか習慣になるから
修練を重ね、共に考えていきましょう。