FACULTY
/GRADUATE SCHOOL
Blog 関西医療大学NOW!
保健看護学部保健看護学科 西井崇之

 皆さん、こんにちは。公衆衛生看護領域を担当している西井崇之です。4月に入り、春風が心地いい季節となりました。新しい環境に身を置く方が増える時期ですが、新生活にはもう慣れましたでしょうか?

 教員ブログを書くにあたりこの1年間を振り返ってみると、タイトルにあるように去年の夏以降に大ヒットした「君の名は。」の主題歌であるRADWIMPS(ラッドウィンプス)の「前前前世 」が頭の中で流れました。サビ部分の「君の前前前世から僕は君を探しはじめたよ」というフレーズは、実は"保健師の仕事"を一言で表すことができます。このブログを見てくださっている高校生や在学生の皆さんの頭の中は、きっと今クエスチョンマークがたくさん浮かんでいると思うので、保健師の仕事と交えながら説明させていただきます。

 保健師の仕事の大きな目的は、ゆりかご(赤ちゃんが安全にお昼寝等をするための籐の籠等)から墓場までという言葉があるように、全ての年代の人々の健康と幸せを守り、育んでいくことです。その中でも、母子保健活動といって、乳幼児期などの子育て世代への支援がとても大切になってきます。

 母子保健活動の一つの事業に乳幼児健診というものがあります。乳幼児健診では、主にお母さん(お父さん等)とお子様に地域にある保健センター等に来てもらい、お子さんが健やかに成長しているか、あるいはお母さんに育児の悩みがないか等の仕事があります。

 前職場の先輩保健師から、「保健師の仕事を長くしていると親子3代、4代と関われる仕事なのよ。」という言葉を聴いたことがあります。乳幼児健診で1組の親子と関われる時間は10分前後のことが多いですが、"前前前世"や"後後後世"が見える保健師の仕事ってとっても素敵だと気づかされました。赤ちゃんやお母さんを通して見えるそれぞれの人生に携わることができる保健師という素晴らしい仕事を一緒に学びませんか?

 皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。