2017年12月08日
チーム医療
こんにちは、理学療法学科の吉田です。
次年度に作業療法学科が新たに開設されますのでチーム医療についてお話させて頂きます。私自身の理学療法士の業務経験は、整形外科病院に入職して回復期リハビリテーション病院へ途中で移動となり、現在の職場となります。
近年ではチーム医療についての重要性が問われることが多くなってきています。
なぜなら高齢社会を迎えている日本では、リハビリテーション医療を受ける方の多くが重複した既往または現病を抱えている方が多く、病院内での連携が必要となるケースが増しているためです。
また国の指針では、在宅医療を推奨されているところもあり、自宅での生活を行うための介護保険分野との連携も重要になることになります。
例えばリハビリテーション医療では、理学療法士が立ち上がるや歩くなどの基本動作能力を改善させるように運動療法を実施します。
担当した症例が、歩く際に腹筋などの体幹機能の問題を抱えている場合、体幹機能を改善させる運動療法を実施し、歩行の練習をします。
その症例が手の麻痺などがあり、手が思うように動かせない場合にも、体幹機能の問題がある場合もあります。その時には、理学療法法士が体幹機能を改善するようなプログラムを行った後に、作業療法士が手の機能を回復させるプログラムを行うことで連携する意味が出てくる場合があると思われます。
ここではスタッフ同士の共有した目標を持つことが必要です。そのため、ほかの職業の専門性を知ることがチーム医療に大事なことではないかと思います。
写真は、開設にあわせ建設中の校舎です。次年度のオープンキャンパスの頃には、ご案内できると思いますので是非お願いします。