2017年04月07日
疑問に思うこと
臨床検査学科 大島稔
私自身がそのような学生だったので偉そうなことは言えないのですが、質問に来る学生が少ないように感じています。質問に来る学生はいつも同じ学生です。質問に来る学生に共通していることは、少しのヒントを与えただけで理解できることです。どこがわからないのかを説明するために、関連することを調べているのだと思います。また、試験においてもこのような学生は、考えさせる問題に対して正解率が高いように感じています。質問に来る学生と来ない学生で何が違うのかと考えたときに、私自身が新しいことに取り組むときと同じではないかと思いました。初めは何も疑問に思うことなく本を読んでいます。しかし、ある程度知識がついてくると「あれ、自分がイメージしていることと何か違うな?」や「今読んでいることと、前に読んだ本の関連はどうなっているの?」などいろいろと疑問がわいてきます。疑問に対してどうやって解決するかは、もっと大切なことです。しかし、その前に疑問がわいてくるまで基礎知識をつけることも大切です。疑問に思うことは、それだけ学力が向上しているということです。
学生の皆さん、ぜひ「何かおかしいよね?」「どうなっているのだろう?」と思うようにしてください。