2017年10月13日
卒業生との再会
臨床検査学科 後藤きよみ
一期生が卒業して、はや5ヶ月が経ちました。学校に来て近況報告をしてくれる卒業生もいる中、4人の卒業生が先日わが家に遊びに来てくれました。仕事でのエピソードなど、話を聞いているうちに社会人としての自覚や責任のある言葉が聞かれ、すっかり社会人になったものだと感心しました。7ヶ月前までの国家試験の勉強を一生懸命に頑張っていた姿が浮かんできて、感慨もひとしおでした。
教員として、いつも思い知らされていることは、学生時代の成績は社会に出るとあまり当てにならないということです。学生の評価は座学や実習の成績で問われますが、実際その評価は学生の一部分の評価にすぎず、社会に出てからの評価とはかなり異なることがあります。苦労して卒業した学生も、今では生き生きと働いて笑顔で将来の夢などを語ってくれます。この大学を選び、入学して仲間と苦楽を共にして卒業し、当初の目標が叶えることができて本当に良かったと思っています。
今年も、10月中旬から臨床の現場に3年生を送り出す時期がやって参りました。ここでも大学より優れた評価を頂くことや、実習態度を褒めていただいたりする学生が多くいます。そこには、医療人としての自覚や現場での気配りなど社会性を重視した評価も多く含まれているからだと思います。
大学生活は、卒業がゴールではなく、そのあとの社会に出るまでの準備期間です。これからも、社会性を身につけた学生を多く輩出できるように努力していきたいと思っています。