ひとり暮らしの防犯対策
親元を離れてひとり暮らしの学生生活を送っている学生の皆さん、毎日のちょっとした心掛けによって日常生活上の防犯対策をすることができます。
1.ドアや窓にはしっかり鍵をかけて
- 家に入ったらすぐにドアに鍵をかけ、ドアチェーンをする習慣をつけましょう。
- 寝るときや外出するときには、ベランダの出入り口や窓の鍵は必ずかけましょう。
(2階より高い階の部屋だから、小さい窓だからと安心しないこと。) - 短い時間の外出(ゴミ出しなど)でも必ず施錠しましょう。
- ピッキング予防に、ドアの鍵は2個以上つけるようにしましょう。
- 鍵が壊れたり紛失したときは、すぐにアパートやマンションの管理者に連絡をして交換、修理などを依頼しましょう。
- 鍵やキーホルダーには住所や氏名など個人を特定できる物はつけないようにしましょう。
(拾われて個人情報が悪用される危険性があります。) - ドアの郵便受けなども内側から十分な目隠しをして外からのぞかれないようにしましょう。
2.ドアを開ける時は注意して
- 帰宅時には周囲に不審な人物がいないかどうかを確認してからドアを開けましょう。
- 来訪者はドアスコープで顔を確認し、用件を尋ねてから開けるようにしましょう。
- 安易にドアチェーンを外さないで対応しましょう。
(本当に友達かな? 本当に宅配の人かな? 本当に検査や点検かな?...不審に思ったら身分証を確認したり、管理者や検査会社に確認しましょう。)
3.下校や外出も注意して
- 昼間でも人通りの少ない路地は危険が潜んでいることがあります。
- 暗い夜道のひとり歩きはやめて、多少遠回りでも明るい人通りの多い道を利用しましょう。
- 最寄りのバス停が暗くて淋しい場所にある時は、一区間歩いてでも別の明るいバス停で待った方が安全でしょう。
- 何か身の危険を感じたら、ためらわずに大声で助けを呼びましょう。
4.女子学生は特に注意を
- 外部から女性のひとり住まいとわからないような工夫をしましょう。
(例)カーテンの色や柄は一目で女性とわからないようにする。洗濯物の干し方を工夫する。
(人目に触れないところに干すなど。) - 普段の身なりに注意をしましょう。(極端な薄着や人目を引く服装はできるだけ控える。)
- 混雑した電車やバスの中では、痴漢の被害にあわないよう、周囲の状況に十分気をつけて乗車しましょう。もしも被害にあったら、勇気を出して大声で叫び、周囲に助けを求めましょう。)
- 帰宅が遅くなる時は電気をつけたまま外出するという方法もあります。
- 「家や駅まで送りましょうか?」などの甘い誘いには決してのらないようにしましょう。
- 夜道では防犯ブザーを手に持って歩き、すぐに使用できるように準備しておきましょう。
5.危険な目に遭ったら警察か大学に連絡を
- 防犯上、気になることがあれば、まずは家族や大学、担任などに相談してみましょう。
- 自分で対処できないような危険を感じたらすぐに警察に110番通報しましょう。
6.その他
- 近隣の住民に騒音などの迷惑がかからないようマナーを守って生活しましょう。
- ゴミ出しや分別の仕方などの公共のルールをきちんと守りましょう。
(このようなマナー違反やルール違反が周囲からの反発や抗議として現れて、思わぬ形のトラブルに発展する場合もあります。)